ニャン家族が増えました!眷属4ニャンと暮らすねこまた女の徒然です。
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あなたの歩く道ばたの わたしは小さな花になりたい
2014年09月30日 (火) | 編集 |
あなたの歩く道ばたの
わたしはちいさな花になりたい


【小さな恋のものがたり】が第43集で完結しました。
昨日、ネットで小恋がついに完結と知り、体調は悪かったのだけれど、
退社後本屋さんへ走った(文字どおり走った)。
ちいさなチッチとのっぽのサリーの恋には、終止符が打たれた。
でも、チッチとサリーは永遠だよなぁ~って思った。
誰しもが憧れる一途な恋・・・・

あなたの歩く道ばたの わたしは小さな花になりたい

チッチはコンプレックスだらけの女の子。
でも恋をしたら、どんなに素晴らしい美少女でも、
きっと心の中にチッチを住まわせている。
そんな気がする。

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実はわたくし、詩や短歌をごくごくたまに作ります。
それはこの小恋の影響だと思います。
昨日から小さな恋のものがたりの完結を受け、
詩か短歌をと思いつつなかなか出来ません

チッチとサリーが出会った時、咲いていたのは紫陽花の花でした
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祈り
2014年09月29日 (月) | 編集 |
先週は体調が芳しくなかった。
水曜日くらいから体がだるくてだるくて、
金曜日の会社帰りには、街中でクラクラした。
英気を養うために喫茶店に入り甘味を注文・・・・
そう、病気ではない
毎月のように訪れるPMS。
その時々の状況によって、症状は軽くもなるし重くもなる。
今月は非常に重かった。
21日の安城のリレーマラソンによる疲れ、
23日の北八ヶ岳登山による疲れ、それもあったのかもしれない。
でも、リレマラにしろ登山にしろ、そんなにキツかったわけではない。
季節の変わり目だったからかもしれない。
でも、土曜日の出来事を受けて少し考えが変わった。
ああ、私はまた前兆を感じていたのかもしれないと・・・・。

私は何か大きな出来事の前に、必ずと言っていいほど、
非常な体調不良に陥るのだ。
次兄が亡くなった時も、大地震が起こる前も・・・・。
まさか、あの御嶽山が噴火するなんて。

今夏はほとんど山に登れなかったのに、
何故か御嶽山には、二度も登っていた。
7月に濁河温泉側から、8月最終日には田の原側から。
自信喪失している私を、優しく労わってくれた御嶽が
こんなことになるなんて・・・・ショックで何も言えなかった。

もしも晴天でなければ
もしも土曜日でなければ
もしもお昼でなければ
もしも噴火地点が違っていたならば


いくつもの【もしも】が頭を過ぎった。
晴天の御嶽は、一瞬にして暗黒の世界になったそうだ。
その暗黒から逃れられた方も、残念ながら逃れられなかった方もいた。
逃れられた方も、おそらくいろいろな十字架を背負っただろうと思う。
負傷者を置いて下山した・・・・その事実に苦しまれている方もいると思う。
この悲しい出来事は、登山をする人間にとって他人事ではない。
そこにいたのは自分だったのかもしれない、
たまたまそうでなかっただけに過ぎない・・・・少なくとも私はそう思っている。

今、自分には何も出来ない。
今週末には山形まるごとマラソンのために山形入りをする。
山寺に行って来ようと思っている。
犠牲になられた方々のために祈ってきたい。
そして追悼のために走ってきたい。
私にはそんなことしか出来ないから。

御嶽が一日も早く、その美しい色彩を取り戻すことを祈ります。
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お亡くなりになられた方々のご冥福を、心よりお祈りいたします。
そして、心身ともに傷付いた方々が、一日も早く回復されますように。
関係者の方々のご尽力には、心より敬意を表します。
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やっぱり登頂はいいねっ♪~富士山敗退記録その8~
2014年09月26日 (金) | 編集 |
ゆっくりと出発の支度をする。
そして談話室にてエネルギー補給
昨日は少量のカレーすら受け付けなかったのに、今日はまるで問題なし。
昨晩、山荘から既に朝食が配られていた。
パン2個、SOYJOY(ソイジョイ)1本、そして紙パックのお茶1個。
私はコンビニで購入した塩むすびとメロンパンが残っていたので、
それを紙パックのお茶を飲みながらいただいた。

談話室で偶然にも名古屋から来た方々と一緒になった。
昨日、私同様カレーが食べられなかった女性とその子どもさん2人、
そして山のベテランらしい女性の母親らしき人・・・・。
ちょっとお話しをしたら、
体調が回復しているのなら登頂出来るよ
と奨められて、ちょっとそうしようかと考えた。
でも、体のダメージが意外とあったので、やはり思い留まった。
登頂は出来るだろうけれど、何時に下山できるのかが読めなかった。
もう一泊出来るのなら考えたかもしれないけれど、
明日は研修と同窓会があるから、絶対に今日中に帰らないといけない
何よりもう一泊するだけの所持金がなかった・・・・

4人に別れを告げ、私は出発した。
でも、ちょっとだけ山荘から上に行ってみた。
ほんのちょっとだけ標高を上げてみた(笑)
僅かに登っただけなのに、足はかなり悲鳴を上げていた・・・・。
やはり登頂しないという判断は正しそうだ!私はそう思った。

山荘のほんの少し上から撮影した写真。
写真左手に移っている建物が、宿泊した山口山荘です。
なかなか雄大な眺めでしたよ(^^)
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6時より下山開始
とにかく標高を下げなければならないので、出来る限りスピードを出す。
富士宮ルートは比較的登山者が少ないので、スピードを出すことが可能だった。
でも、途中で写真を撮ったり結構マッタリ
歩き始めて私の気分は更にアップした
実は・・・・純粋な単独行はこの下山がお初だった。
ひとりの気楽さを初めて経験した私。
人に合わせる必要がないって、とても気楽なんですよね。
私のようなタイプの人間には、ツアーは間違いなく不向きだったのかも

下山中、何人もの海外からの登山者に出会った。
中国や韓国からの登山者は、たまたまなのか少なく、
私がお会いしたのは、そのほとんどがアメリカ人の登山者だった。
海外からの登山者の前に、下山している年配の方がいる。
この方はなかなか富士山に詳しいようだったので、
途中でお声を掛けて、宝永山について質問をした。
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実はわたくし、登頂せずに下山することは決めていたのですが、
どのルートで下山するかは体調を見て!と思っていたのです。
このまま五合目まで大人しく下山して、バスに乗って起点に戻るのか?
それとも宝永山に登って、大砂走りを下り、須山下山ルートを取るのか?
私の体調は後者を選びたがっていた。
で、件の男性に確認したら、宝永山には1時間半ほどで登れるらしい。
なので取り敢えず後者のつもりで、どんどん下山していった。

下山は得意ではないけれど、相当に飛ばしていたらしい。
宝永山への分岐まで1時間ほどで到着した。
なので登ってみることにした。
しかし、この宝永山への道のりは、結構な修業となったのだった
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多分地質の関係なんだろうけれど・・・・すっごく登りにくくて、
地味に足へのダメージが
前に踏み出した足が、ずるずる落ちていく感じで、
何と言うか・・・・蟻地獄で必死にもがいている気分でした
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そして悩まされたのが強風
上に行くほどに強風にあおられ、上から下まで砂埃まみれに
宝永山は風が強いことで有名なんですって
何とか重い足取りながらも登頂しましたが、かなり疲労困憊

宝永山頂にとうちゃこぉ~
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この写真で分かるかしらぁ~
いかに山頂付近が強風だったかが・・・・
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でも、眺望は素晴らしかったのぉ~・・・・
何度も云うけど、凄まじい突風が吹き荒れていなければね
この写真は宝永山頂手前の馬の背で撮影したもの。
写真を撮っている登山者が絵になっていますよね。
ステキな写真が撮れました
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これが馬の背でぇ~す。
富士山頂ほどは混雑しておりませんが、結構登山者はいましたの。
私は登山者に2度も写真を頼まれましたからぁ~。
そして・・・・その写真撮影がある悲劇の発端となりました(←ちょっと大袈裟)
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うん、やっぱり登ってヨカッタ
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さて、私はココから大砂走りで下山するつもりだった・・・・
でも結局は昨日登って来た道で下山した。
私は宝永山頂で転倒し、左膝を故障したのです
写真を頼まれた際に、撮影のために少ししゃがんだのですが、
立ち上がろうとして、実に見事に転倒いたしました。
風にあおられたのもありますが、脚の疲れだったのでしょうねぇ~。
思いっきり左膝を打ち、お気に入りのトレッキングパンツにも穴が
元々右膝も故障中・・・・両膝故障では大砂走りはムリと判断し、
既知の登山道を取ったわけです。大砂走りはほぼ走りますしね
膝への負担がかなりあると思いましたので・・・・。

今回の登山・・・・高度に負け、風にも負けました
でも、とにかく自分の足で起点に戻ったのだからヨシとしました。

ちゃっかり宝永山にも行っちゃったしぃ~
(負傷してトレッキングパンツを破いたけど
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脚の疲れでコースタイムオーバーになってしまったけど、
次はもっと楽々と登ってみせるよぉ~。
待っててね宝永山
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この登頂はアクシデントもありましたが、私にとっては救いとなりました。
自信を喪失した時には、小さな成功を重ねるといい
決して困難な目標を設定するのではなく、
ちょっと頑張れば手に届くくらいの目標を設定する。
正確な引用ではありませんが、故遠藤周作さんの言葉です。
宝永山に登るというささやかなミッションの成功は、
私に山を続ける勇気を与えてくれたのです。
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すみません、ちょっとお疲れモードです^^;
2014年09月25日 (木) | 編集 |
ちょっとお疲れモードです。
文章が書けなくなりました。
すぐに復活します。
もう少々お待ちください。
敗退記録はあと2~3回続く予定です。
お口直しに可愛いニャンズの写真をどーぞ

ブログ友だちのちょこさんからいただいた可愛い猫さん(^^)
トマちゃんの頭の上に乗せてみました。
私の大好きな橙色の猫さんです(*^_^*)
茶々丸も橙色の猫だよなぁ~♪
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橙色のボックンです
顔はオッサンです
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実はブログ友だちから、いろいろ頂き物をしました。
お礼の手紙を書こうと思いつつ、気力がなくて・・・・
皆様、不義理をしていて申し訳ございません
この場で取り敢えず御礼&お詫びを

すみれいろちゃん、ありがとう
さっちさん、ありがとう
ゴンゾさん、ありがとう
ちょこさん、ありがとう
・・・・そして・・・・ごめんなさぁ~い
近々秋のお便りをしたいと思っております

台風の影響で、またもや激しい頭痛に見舞われているトマシーナでした
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明けない夜はない~富士山敗退記録その7~
2014年09月22日 (月) | 編集 |
辛い気持ちを抱えたまま、私は身体を休めていた。
一区画に3人で寝るという、非常に快適な状況だった。
山屋ではない方にとっては、見知らぬ他人と雑魚寝は、
十分に嫌な状況であろうが、私は平気である。
私と一緒の区画になったのは父子連れだった。
子どもさんを真ん中にしてください
山荘スタッフが気配りしてくれた。
キッチリ仕事をしてくれたことに感謝

消灯時間は8時、私はその大分前から休んでいた。
消灯後に山荘に到着したパーティーがあった。
仮眠もソコソコで夜中の2時には出発するらしい。
ガイドらしき人の説明が聞こえてきた。
そうか・・・・夜中の2時に出れば登頂出来るのか・・・・
でも、私の身体はその時間までに回復しそうになかった。

山小屋でステイして速やかに下山してください

ガイドからそう云われていたことが頭にあり、
登頂へ気持ちを切り替えることも難しかった・・・・
山は体力もさることながら気力も重要なのだ。
私は気力で登る人だとよく云われる。
その気力が湧かないのだからどうしようもない

いろいろな想いが去来した。
今夏、私はこの富士登山に賭けていた。
家庭の事情で思うように登りに行けなかったし、
せっかく予定していても天候に阻まれご破算
だから、、、、だからせめてこの富士山だけは何とかしたかった。
そういう強い想いがあったのに、結果があまりにもお粗末だった。
高山病リスクも考え、わざわざ一合目からのツアーにしたのに、
こんな結果になるとは・・・・敗退するなんて考えもしなかった。

長いこと山に親しんできたけれど、
私は槍ヶ岳にも剱岳にも穂高連峰にも行けていない。
機会がなかったこともある。
そういった山々に最近山を始めたばかりの人たちが、
まるで私をあざ笑うかのように簡単に登頂している。
正直悲しかったし、情けなかった。
私は山に愛されていないのだろうか
愛されていないのなら、山なんてやめてしまおう
私の中でそんな結論が出されつつあった・・・・。

暗い想念に沈んでいた間に、大多数の宿泊者は山荘を後にしていた。
ご来光を山頂で迎えるために、順次山頂へ出発して行った。
外もだんだん明るくなってきている。
隣の区画には誰もいなくなった。
私は隣に移動し、身体を拭い着替えた。
不思議なモノで身支度を整えたら、気持ちもスッキリした。

そうだココでご来光を拝見しよう

山荘スタッフがもうすぐご来光ですよと告げに来た。
明けない夜がないように、人の気持ちも暗く沈み続けることは難しい。
世界は美しいのに、その美しさに背を向けて生きる必要などない

山荘には結構人が残っていた。
皆さん、ご来光を待つために外に出てきた。
私と同じ区画で寝ていた父子は・・・・起きてこなかった
空にはまだ月があった。
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空は少しずつその色合いを変化させていく。
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空の色が変わる瞬間というのは、いつ見ても美しい。
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登山者はひたすらに待つ。
ご来光はいつ見ても神々しい。
世界は本当に美しい・・・・素直にそう思う瞬間だ。
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カメラを構えて待っている。
その瞬間をひたすらに待っている。
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あまり上手く撮れませんでしたが、パノラマモードで撮影した雲海
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自然が生み出す色彩は、限りなく美しい。
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忘れちゃいけないよね
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世界はこんなにも美しいということを・・・・
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それなのに私は何を思い煩っていたのだろう
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お日様にありがとうを云わないとね
ご来光と共に、暗い想念に囚われていた私は、
文字どおり復活した
さあ、食事が済んだら張り切って下山するぞ

心理を学んでいる時に、同窓の友に云われたことがありました。
あなたは物事のとらえ方を切り替えるのが上手いと。
人はついつい物事のマイナス面ばかりを見てしまいがちですが、
どんな事にも何かしらプラスの要素もあるものなのです。
逆に言うと、そのように考えられる柔軟性があるようなら、
その人のメンタルは比較的安定しているのだと思います。
ただ、打ちのめされると、人は思考の柔軟性を失くしてしまいます。
そういう時は第三者の力を、遠慮なく借りればいいと思うのです。
ストレッチでは対処できないほどに体が固まってしまったら、
私たちは接骨院に行ったりしますよね
それと同じで思考の柔軟性を取り戻せないようだったら、
専門家によるカウンセリングを受ければいいのです。
カウンセリングは第三者による心のストレッチと考えています。
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かなわぬ思い~富士山敗退記録その6~
2014年09月18日 (木) | 編集 |
タイムリミットは刻々と近付いていた。
気が付いていたけれど、気付かぬ振りをし続けた。
腹部はビックリするぐらいに膨満していた。
2歩進んでは休む・・・・正に亀の歩みになっていた。
いや、むしろ亀に失礼なくらいに遅かった。
頭痛はかなりヒドかったけれど、私は歩き続けた。

てっぺんまで行くんだ。
絶対に行くんだ。


心の中の声に従い、黙々と歩み続けた。
こうなると苦行でしかない。
パーティーを率いるガイドは、明らかに私を気にしていた。
何とか元祖七合目まで辿り着く。
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本日の行程はあと300メートル弱、
何とかゆっくりなら辿り着けるはず
この考えをなかなか捨て去ることが出来なかった。
ガイドに高山病の症状が出ていることを申し入れる。
私に合わせていると他の参加者に迷惑が掛かるので、
私以外の方たちには先に行ってもらうことになる。
さあ、あとひと踏ん張りだ・・・・私は行く
歩き出した途端、いきなり吐き気がした。
私は嘔吐した・・・・
再び吐き気をもよおしたが、吐き出すものがなかった。

ガイドにリタイヤを促された。
でも、私は八合目まで行きたい
そう言い張った。

今回のパーティーは、人数の関係もあり2グループに分かれていた。
先行するグループを率いるガイドの野中さんに、
彼は何度も連絡を入れたり、山小屋の空き状況を調べたり大変そうだった。
私の傍に付いてくれていたガイドは、まだまだ若かった。

彼は明らかに困っている。
私のせいで困っている。
あちこちに連絡を入れたり、とても大変そうだ。


その様子を見ているうちに、私の心の中のモードが変わった。
先ほどまでの熱に浮かされたような柔軟性のない思考が停止し、
いつものような冷静な思考に取って代わった。

私は一体何をやっているのだろう。
Yちゃんを偲ぶ登山だから登頂にこだわったけれど、
こんな状態で登頂して何になるのだろう。
第一、ガイドを困らせるような私の所業を、
Yちゃんが喜ぶはずがない


そう思った瞬間、私やめるわ・・・・と私はつぶやいていた。

私の富士山は元祖七合目で終わった。
終わってからは慌しかった。
元祖七合目の山口山荘で宿泊手配をし、
ガイドから明日下りるルートをアドバイスされた。
五合目から水ヶ塚公園までのバスの時間も調べてくれた。
下山したら連絡してください、そう云って連絡先を渡してくれた。
彼は足早に去っていった。
先行するパーティーにすぐ追いつくだろう・・・・私はそう思った。

この元祖七合目でリタイヤしたのは、後から思うと正解だった。
山口山荘はそんなに混みあっていなかったから、
休んでいても比較的快適だった(あくまでも比較的ね
ただ何度も腰の痛みで起きたけどね
夕食のカレーは、やはりどうしても食べられなかった
山荘のスタッフにゴメンなさいをした。
私は平地でも山でも、余程のことがない限り食事を残さない。
戦中派の父母の薫陶による。
その私が残すというのは、実に大したことなのだ。
食事をしている時、私同様食べられない女性がいた。
彼女は子どもさん二人と、母親なのだろうか
年配の女性と一緒だった。
辛そうな様子を見て、とても親近感が湧いてきた。

身体にいっぱいいっぱいのムリをさせたためだろうか
私はリタイヤした途端、激しい疲労を感じた。
本当はすぐに寝てはいけないのだけれど、
(高山病の場合は動き回る方がいい)
私は横たわって身体を休めた。
着替える気力も、身体を拭う元気もなかった。
悶々とした気持ちのまま、私は長い夜を過ごした。
本当にふとその考えが頭を過ぎった。

もう山は止めてしまおうか・・・・

そのくらい富士山での敗退はショックだった。
昨年の松島ハーフのDNFよりもショックが大きかったのだ。

時間が経ってから、その時を振り返るのもいいですね。
今年は御嶽山でも体調不良に陥ったりしましたから、
この敗退で私はスッカリ自信を喪失してしまっていたのです。
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一途な思い~富士山敗退記録その5~
2014年09月17日 (水) | 編集 |
パーティーは新六合目にある宝永山荘に到着した。

2,493メートルまで登ってきた。
出発した水ヶ塚公園の標高が1,450メートルだから、
丁度1,000メートルくらい登ったことになる。
この時、私はまだまだ元気だった
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だからラーメンなんぞを食していた。
山でガッツリ食べない私にしては珍しいことだった。
しかも富士宮焼きそばと迷いに迷っていた
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この山荘を出る直前、私は少し頭痛がした。
でも気のせいだと思っていた。
後から考えると、既にこの辺りから体はおかしかったのだと思う。

宝永山荘から、登りはキツクなっていく。
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でも、まだまだ写真を撮る余裕があった。
遥か下に見える雲海を愛でながら、愛鷹連峰に見惚れながら登っていた。
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でも、足は徐々に重くなっていった。
お腹にはガスが溜まりだしていた。
でも、私は絶対にてっぺんに行けると信じていた。
一途に信じていた。

故Yちゃんを偲ぶ富士登山だもん
絶対に神様は登らせてくれるはず
その証拠にこんな素晴らしい天気に恵まれたもの


天気予報が直前にいい方向に変わったのは、天の配剤と思っていた。

新七合目にある御来光山荘が見えてきた。標高は2,780メートル・・・・・。
僅か300メートル標高を上げただけなのに、私はかなり消耗していた。
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決して速いとは云えないパーティーの足取りに、
私は徐々に置いていかれるようになっていた。
でも、この時点でも私は一途に信じていた。
このまま山頂へ行けると信じていた。
私は冷静ではなかった。きちんとした判断が出来なくなっていた。
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高山病になると少し思考能力も低下するのかもしれませんね。
ただ、高山病以前に私は冷静さを欠いていたように思います。
マラソンでもそうなのですが、完走するのに必要なのは、
アグレッシブさと、それをコントロールするクールさです。
一途に思い詰めすぎると失敗するという好事例ですね。
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笑顔はココまで~富士山敗退記録その4~
2014年09月16日 (火) | 編集 |
森林限界を超えると、眼前に富士の威容が姿を現す。
そして、右手には宝永火口と宝永山が見えてくる。
この辺りの眺めがとても気に入った。
歩いていて気持ち良かった

因みにこの宝永山、最近とても人気があるらしい。
宝永山に登るツアーもあるくらいだから。
今回のツアーはココはコースには入っていなかった。
(しかし、この山と私は縁があったらしい
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火口の大きさが半端じゃないし、しかも3つもあるから写真には収まらず
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富士山は眺めた方がいい山、登る山じゃない
よく言われることだけれど、この雲海の美しさは富士山だからこそかな
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この写真はひそかにお気に入り
登山者の群像が雲海を背にシルエットになっている感じが好きです
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ズームしたホタルブクロの向こうには、これから登る山道が見えています。
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この時、私は思っていた。
てっぺんまで続くこの山道をずっと登っていける・・・・そう信じていた。
でも、私の笑顔は実質ココまでだった。
この後しばらくして笑顔は消え去った。
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この写真は唯一人に撮っていただいた写真です。
ウィメンズマラソンの完走シャツ、京都マラソンのBuff(首に巻いているもの)で、
験を担いだ私でしたが報われませんでした
でも、この晴れ晴れとした笑顔は、富士山に来た喜びに満ち満ちていて、
嫌いではありません。この一枚があってヨカッタと、今では思っています。
敗退直後はこの笑顔が虚しく思われて仕方がありませんでしたが・・・・。
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敗退直後はかなり落ち込みましたが、今では懐かしく感じております。
そして、敗退は次へのステップとなりました。
私は何をやらせても人よりダメな人間ですが、ねばり強さはあるようです。
あまり東北人らしくないと云われますが、このねばりは東北人気質かな?
申し訳ございませんが、もう少し富士山敗退記録にお付き合いくださいませ
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